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1953年の溝口健二監督の祗園囃子に出てくる主人公美代春の姉御芸妓の気風に惚れました。写真は美代春に扮する木暮実千代それに妹舞妓美代栄に扮する若尾文子どす。

2010年8月18日水曜日

今の経営者の顔の悪いことスケベーなこと!日本の財界も末どすわあ

美代春が若いころ今は亡き猛者の富士鉄の永野はんやら粋な八幡の稲山はんやらハンサムな東急の五島はんなどの座敷にようでました!この頃の日本の一流経営者は黙っててもオーラがあって威厳があってしかも話すことも愛国心からなる天下国家どしたあ!とにかく愉快で場もちがうまく、芸妓たちにも優しい眼差しとデリカシーがありまして、年齢差なく若い舞妓はんがお父さんみたいに慕ってましたんや!なにしろ男として戦争時代を過ごしていたし日本を再建しようとするリスクを張った意気込みがありまして、そら目からして輝いてはりました。マナーも料理の箸のつけかた、話の内容も冴えきってましたんや!こんな人たちがいるからうちらも日本は大丈夫やと確信してましたわ!そらこの人たちの湯水のように使うお金は会社の金どしたから公私混同とゆう現代の価値観もあるかもしれまへんが、全然それがそんなもんやあらしまへんわ。豪快ちゅう言葉がぴったりやった!そいでこの怖い男はんは意外に子供みたいに無邪気にかわゆいところがありましてなあ!こんな偉い人がほんまかわゆいんどすう!

お寺の旦はんやら京都のボンボンもお見えになりましたが、この人たちも風流ではありましたけど、やはり根が助平どした。だからうちもこないな方々の女性蔑視には腹の立つこともありました。けど経営者はそれとちゃうんどすう!ウチも経営者が来るときは喜んで張りがでましたわ!

ところが最近バブルの後は特にそうなんやけど、大企業のブランド経営者なんか一番おもろないどす!なにしろサラリーマン上がりどすからリスクを持ってやるゆう感覚で仕事してはらへんから全く迫力がないんどす。リスクなんて会社組織がとってはるんやから、この人たちは別に才能もあらへんかっても組織で仕事をしてはるんやからそら創業者とちゃうんどす。カネも会社の金はってはるだけやから、ラスベガスのハマコーのバカラと同じ感覚どすわあ!自分が手金や命のリスク背負ってこそ経営者なんやあ!

亀ちゃんが一億円以上の年収の企業役員を公表せえといわはった。ウチは大賛成やで!それでおののいた小心者の役員の姑息な逃げ!そら自分がそれに値する仕事をやってはらへんからコソコソなんやあ!いまの大企業の役員など運だけでなったようなもんやから、実際仕事は組織やら部下がやってはるんやから、判子押すだけどっしゃろ!文章屋の書いた格好つけだけはしはるけど中身は空っぽどすわあ!それが偉そうに何億円ゆうのを亀ちゃんが怒るのは当たり前どすう!

こないだ雑誌で見たけど一番ゴーン社長そいでどっかの大企業の社長が五番目でなんと二億6千万円やてえ!会長は二億円。丹羽イトチュウはんが一億円どした。業績連動やらオプション株差益などあるんやけど実際はお手盛りどっせ。ゴマすりの経理役員の鉛筆舐め舐めで業績などなんとでもでけます。そいから人事役員が社長会長の報償をたこうして自分の出世を狙うんや!内部紛争のある会社はこの点派閥になって分かれるが相互チェックが利きますさかい、この五番目の会社みたいなおとなしそうな紳士面さげた実際は独裁組織はそれがあらへんから人事リスクゼロで社長会長12年間安泰どす!リスクなんかおまへんわああ!遣りたい放題接待費役得こんなんに比べたらホリエモンなど自分のリスクで金を張り挙句は牢屋どすさかいよほど真っ当どすう!

何しろ今のサラリーマン役員の貧相な面は共通してますわあ!この60や70の顔をしてはらへんわ!日経の新社長の欄の写真みておくれやすう!ひどいもんやああ!ヤーさんの親分の方が命張ってはりますからえぇ顔どっせええ!まあ日本の衰退は男はんの顔の悪さと正比例どすわあ!そら政界もカンカラカンやら風呂屋のサンスケの品のない顔!どこもかしこも男はんの顔してまへんけどな!

こんなサラリーマンの座敷のつまらんことったらあらしまへん。ゴルフと社内人事の話ばっかりしてはる。たまに話のつなぎに若い舞妓はんを助平ったらしい目つきで見てはりますわ。こんな連中舞妓はんまで見透かしてますう!

それで小心で世間体ばっかり、こんな連中に限って浮気して芸妓が孕んだとたん、堕ろせおろせの一点ばりやあ。あのなおなごは舞妓といえどもそんな卑劣な男はんなんぼえろうても見透かしてます。だからそんな旦那方は全然持てへんのやあ。お帰りやすう!しっし!塩まいておくれやすう、美代栄ちゃん!

2 件のコメント:

  1. 政財界の顔がホントに悪過ぎです。
    昔の方は風格がありましたわね。
    精神がなっとらんからです。
    それと小粒になりましたわね。人間が小さい感じです。

    厭らしい目つきの男性はご免こうむりたいですね。
    時々そんな方いらっしぃます。傍にも来てはしくない。

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  2. あなた様が仰るように 昔の偉い方は素晴らしいオーラがありました。男の色気があり、お酌をしても受け方がカッコよかったですよね。もちろん顔にも滲み出る存在感があり、何と言っても出すべき時には振る舞う大きさがありました。

    今は美代春様に釣り合う男性が中々みつかりません。情けない時代ですから、今度は美代春様が本物の男を育ててくださいませ。

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